室内土質試験

三軸圧縮試験機

三軸圧縮試験

三軸圧縮試験は、サンプリングにより乱れの少ない試料を採取し、室内で作成した供試体を用いて土中の拘束状態を人工的に再現し、土中の圧力によって拘束された状態での力学特性を得る試験です。三軸圧縮試験は、せん断前に試料を圧密させるかさせないか、せん断中に排水を許すか許さないかの２つの条件の組み合わせにより以下の3種類に分けられます。
① 非圧密非排水三軸圧縮試験（UU 試験）
② 圧密非排水三軸圧縮試験（CU 試験、CUbar 試験）
③ 圧密排水三軸圧縮試験（CD 試験）
ハイマルチ・全自動試験機は、四連同時載荷方式で、「側液の供給、背圧・セル圧の加圧、圧密・軸圧縮」という、試験の全過程を自動で行えますので、さらなる試験精度の向上とデータ処理の迅速化により、より速く正確なデータをお届けすることが出来るようになりました。

土の繰返し三軸圧縮試験

サンプリングした試料に対し、繰返し三軸試験から「液状化強度」を求め、地震応答解析により「せん断応力比」を求め、それぞれを比較し液状化が発生するかしないかを判定する方法があります。
● 液状化特性　土の繰返し非排水三軸試験(JGS 0541)
● 動的変形特性　地盤材料の変形特性を求めるための繰返し三軸試験(JGS 0542)
従来の試験に加え地震動を受けた後の強度低下特性を求めることができ、耐震診断手法として詳細ニューマークD法に対応しています。